担当:遠藤
Q1 どうして紙のリサイクルが必要のですか?
Q2 トイレットペーパーはどうやって作られるのですか?
Q3 どうして紙の分別をしなければならないのですか?
Q4 機密書類の処理をお願いしたいのですが、どういった方法がありますか?
Q5 機密書類の処分に立ち会いたいのですが、できますか?
Q6 コピー用紙は再生紙の方が高いと思うのですが、なぜですか?
Q7 近々、事務所の引越しがあり不要な書類を処分しなくてはいけないのですが、処分をお願いできますか?
Q8 どんな木でも紙になるの?
Q9 古紙は何回再生できるの?
Q10 紙の大きさ(サイズ)はどうやって決まったのですか?
Q11 どんな紙でも再生できるのですか?
Q12 紙は木材以外のものからも作れるの?
Q13 使えなくなった紙幣は、どの様にリサイクルされていますか?

  こちらのコーナーでは、紙のリサイクルに関する皆様からの質問を広く募集しております。
  応募はメールで:endo@nakoji.co.jpまで。ご応募をお待ちしております。(担当:遠藤)
 
Q1. どうして紙のリサイクルが必要なのですか?
A.
かつて紙は文化のバロメーターと呼ばれたこともあったように経済成長率と紙の生産量は同じように推移していました。現在の日本ではほぼゼロ成長と言っていいくらいですが、年間3000万トンという世界で第三位の消費量(世界全体で3億トン)を誇っている国ですから、ゼロ成長といってもすでに大量の紙を消費していることには代わりありません。
身近な生活環境を見渡してもいたるところに紙が利用されています。新聞、雑誌、本、取扱説明書、ラベル、箱、袋、包装紙、手帳、メモ帳、ノート類、ティッシュペーパー、トイレットペーパー、ハガキ、切手、切符、伝票、領収書、商品券、それに紙幣、その他壁紙など建材としても使われていますが、忘れてならないのがオフィスで大量に使用されるコピー用紙でしょう。

現在、日本の古紙の回収率は60%にとどこうとしています。その内訳は新聞古紙110%、段ボール古紙78%、雑誌やオフィス用紙など情報系古紙30%程度ですが、全体では、この情報系で使用される紙の量が最も多いので、紙の回収はまだまだ不十分なのです。
紙の再生にエネルギーを使うなら、燃やしてしまったほうがいいのではないか、という意見があると思いますが、そうもいかないのです。
現在、日本で燃えるゴミとして出される総量のほぼ半分が、紙ゴミだといわれていて、すでに現行のゴミ処理施設のもっている焼却能力を超えているそうです。しかも紙は高カロリーなので、過剰に燃やすとその高熱に耐えられなくなる焼却炉が多い為、そのまま埋め立てられる紙ゴミも少なくないが、狭い日本にはもうゴミを埋め立てる場所がない。
このような現状にあって、製紙会社は古紙の再資源化に取り組んでいます。1999年度の日本における製紙原料に占める古紙の比率は56.1%です。およそ1700万トンの紙を回収し利用していることになります。
もしこの紙の原料になっている古紙のすべてを、純パルプ材でまかなっていたらどうなるか。古紙1トンは立ち木20本に相当すると言われています、そのまま計算すると1700万×20本で、3億4000万トンもの木材がさらに必要になるわけです。紙の原料は3分の1が製材の残材などの木材チップを使用しているので、本当は紙と森林は直接結びつかないが、すでに1974年から2000年までに後進国の熱帯雨林は40%が消失し、現在毎年1400万ヘクタールの森林が消失しています。古紙のリサイクルがなくなったら、森林消失は加速度的に進むことは目に見えています。その他ダイオキシン、地球温暖化などの問題からも紙のリサイクルは必要なのです。

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Q2. トイレットペーパーはどうやって作られるのですか?
A.
オフィスから発生する古紙やパルプなどから作られます。パルプや古紙は水や薬品で処理された後、細かい繊維状のものにされて混ぜ合わされ、原紙のもとになるものが出来上がります。(洗濯機を大きくしたもので溶かす)パルパー
それを高速抄紙器(毛布)シートの上に流し込み、ドライヤーで乾かしジャンボロールに(バームクーヘン上)に巻き上げていきます。(長さは30km、重さは約1tにもなります)
トイレットペーパー加工作業はワインダーという機械で芯(紙管)の周りに決められた長さのトイレットペーパーを巻きつけます。それを高速カッターで決められた寸法にカットされ、包装、段ボール詰めされ製品として出来上がります。
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Q3. どうして紙の分別をしなければならないのですか?
A.
紙の種類によってリサイクルされる製品が異なるため、種類ごとの分別が必要であり、回収した大量の古紙を分別するよりも各家庭ごとに分別していただいた方がより効率的にリサイクルができるためです。
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Q4. 機密書類の処理をお願いしたいのですが、どういった方法がありますか?
A.
シュレッダー処分、溶解処分などの方法があります。お客様のご要望に応じて処理いたしますが、処理方法によって、若干費用に差がありますので、詳細はHP上の問い合わせフォームか電話にてお問い合わせください。
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Q5. 機密書類の処分に立ち会いたいのですが、できますか?
A.
はい、できます。
その他、製紙会社の工場見学もできますのでお気軽にご相談ください。
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Q6. コピー用紙は再生紙の方が高いと思うのですが、なぜですか?
A.
処理(スラッジ)の費用などがかかってしまうため、コピー用紙に限っては、現在のところ高くなっています。
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Q7. 近々、事務所の引越しがあり不要な書類を処分しなくてはいけないのですが、
   処分をお願いできますか?
A.
はい、できます。
ホームページ上でもお問い合わせやお申し込みもできますので、お気軽にご利用ください。
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Q8. どんな木でも紙になるの?
A.
初めて木材パルプが使われた明治20年頃には針葉樹のモミ、ツガが主流でしたが、その後、明治の末期から大正、昭和にかけて、パルプ材といえば軟質で色が白く繊維が比較的細長く純粋に取り出しやすいエゾマツ、トドマツ等が使われていました。しかし、これらの木が不足してきたので、日本中のいたるところに生えているアカマツやクロマツを利用する研究が進められ、昭和10年頃からは、従来もっぱら薪炭材として使われていたこれらの樹種がパルプ用に使われるようになりました。ブナ、カバ、ハンノキ等の広葉樹のパルプ化の歴史が最も古く、昭和16年頃から使われ始めましたが、広葉樹は針葉樹に比べて繊維が短くしかもセルロース以外の多糖類をかなり多く含んでいるので、パルプの原料としては使いにくく依然としてエゾマツ、トドマツが主流を占めていました。戦後、樺太を失ったため、代わりにアカマツ、クロマツが主役となるとともに、広葉樹の利用も本格的に検討され始めました。現在ではパルプの製造法も種種開発されてきたため、技術的にはほとんどの樹種を使いこなせるようになっています。
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Q9. 古紙は何回再生できるの?
A.
何十回は無理ですが、数回は十分に使えます。しかし、やはり古紙からできる再生パルプは、リサイクルを繰り返すと繊維自体が傷み短くなったり、枝分かれしたりしてどんどん少なくなっていくので、紙の強度はぐんと落ちてしまいます。今後も古紙を再生・利用していくためにも、より劣化の少ない古紙再生技術の開発が必要であるといえます。
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Q10. 紙の大きさ(サイズ)はどうやって決まったのですか?
A.
私たちの周りには紙でできた製品がたくさんあります。これらのサイズは、昭和4年に日本工業規格(JIS)の前身である日本標準規格(JES)において制定された紙の寸法規格によるもので、紙の仕上寸法(大きさ)を示します。A列本判・B列本判・四六判・菊判・ハトロン判の5つがJISで規定されています。A列、B列の由来ですが、A列はドイツ工業規格をそのまま採用したもので、B列は美濃紙(岐阜県武儀郡産の和紙)に由来する日本独特のものです。明治新政府が活版印刷技術を導入した際、用紙は輸入紙に頼っていましたが、国産品で対応しようとの気運から、美濃判(B4サイズとほぼ同サイズの半紙の二倍大)を標準サイズにしようと努力したらしいのです。そんな中で、四六判(31インチ×43インチ)が次のように生まれました。イギリスのクラウン判の4倍、美濃判の8倍になることから大八つ判と呼ばれていましたが、さらに印刷術が一般化し出版にも多用化されると、これを32に断裁すれば化粧裁ちしてちょうど横4寸、縦6寸の書物寸法となるので、四六判と呼ぶようになったのです。また、菊判は新聞紙に由来していて、明治14年頃東京のある新聞社から新規寸法の調達を受けた輸入元が、新聞の「聞」の字は「キク」と読むことから菊印判で売りだしたのが始まりで、この菊判の2倍大がハトロン判です。
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Q11. どんな紙でも再生できるのですか?
A.
再生パルプ原料の御三家は、古新聞・古雑誌・古段ボールですが、これ以外の紙もかなり再生されています。家庭からでる紙ごみとしては、カタログ、パンフレット、チラシ、ハガキ、封筒、カード類、包装紙、贈答用の空き箱、ティッシュの空き箱などがありますが、これらの多くはゴミ箱にポイされていますが、まとまればりっぱな原料となります。オフィスから出る紙ごみも同じです。特に、機密書類は、焼却されたり、シュレッダーでバラバラにして処分され捨てられていました。最近は、機密書類も確実に機密を守れる回収から処理までのシステムができているため安心して古紙として出せるようになってきました。このように家庭・オフィスに限らず、古紙が単品であれば、上物は上級紙への利用、中質紙は中・下級紙へ、混ざったじょう状態でも板紙の中身に使用することができます。出すときは、紙以外のテープ、フィルム、ラベルシートを除去してもらうと助かります。ちょっとした気配りで、古紙は紙に再生されます。その他では、学校の入試問題、解答用紙、お札、証券類、返本、廃棄本、セメント等のクラフト紙、紙タオル、紙ナプキン、駅の切符、馬券などです。古紙の製紙原料以外への利用もある意味ではリサイクルといってよいでしょう。屋根の下地材や畳床、卵のトレーでおなじみのパルプモールド、カバン、カラーボックス、住宅用遮音建材など例をあげればきりがありません。このように、捨てる紙はないといっても過言ではないでしょう。
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Q12. 紙は木材以外のものからも作れるの?
A.
紙の原料といえば木材パルプか紙パルプが一般的ですが、草や海草からも紙がつくれます。最近は木材以外の植物原料から作られた紙に対し、非木材紙という言葉が使われています。身近な非木材紙としては、お札、和紙、ティーバッグなどがあります。こうした紙の原料は木材ではありません。日本を含め世界主要国のお札(紙幣)は、すべてといっていいほど非木材繊維で作られています。非木材の代表的なものとして、農産物の残骸では、バガス(サトウキビの絞り粕)、麦わら、稲ワラ、トウモロコシ、砂糖大根など。天然草本類には、アシ(イネ科)エスパルト草(イネ科)パピルス草(カヤツリグサ科)など。タケ類としては、熱帯地域で株立性のタケ(バンブース)が大部分です。栽培繊維植物では、タイマ、アマ、ジュート、ケナフなど。わが国ではコウゾ、ミツマタ、ガンピなど。そして綿花としてはコットンリンター(紙くず)、ボロなどがあります。
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Q13. 使えなくなった紙幣は、どの様にリサイクルされていますか?
A.
 お札の平均的な寿命は1万円札で3〜4年程度、五千円札と千円札では、使用頻度が高く傷みやすいことから1〜2年程度と比較的短くなっています。また寿命を過ぎたお札は、年間およそ3,000トン(3億枚)あります。(日本銀行より)
流通に適さなくなったお札は、日本銀行の本支店内で細かく裁断されます。以前は大部分を一般廃棄物として各地方自治体の焼却施設において焼却処分されていました。焼却率が高い理由は、特殊な原料を使用している為に紙質がしっかりしていて繊維質が取り出しにくいとか、インキも特殊でインキが抜けないことなどから、一般の紙にリサイクルするのに難しい面があるからです。
しかし近年、環境保護からリサイクルすることが求められています。最近のリサイクル例として、段ボール箱、バインダー・ファイルなどの事務用品、靴・スリッパの中敷、住宅用外壁材、固形燃料、貯金箱、猫用トイレの砂などがあります。また2005年6月に日本銀行甲府支店でリサイクル方法を募集したところ、紙幣を再利用した「うちわ」のアイデアが採用されました。このアイデアは「左うちわ」から思いついたそうです。もともと山梨は和紙の産地なので和紙の紙に裁断屑を漉き込み実用化に成功し2006年1月「ひだりうちわ」は商品化されました。
他には、福島支店では植木鉢に再利用されています。
今後も古い紙幣を利用したリサイクル商品が開発されると思います。
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